AMO受講者の声

AMO®を取得するためにIREM公式セミナーを受講した生徒の声を紹介します。

松本 知子さん 株式会社アーバンレック
経営企画室 マネージャー

企業としての成長戦略を学べる貴重な科目

CPM®は不動産管理士個人としてのスキルを磨く場でしたが、BDMは企業としての成長戦略を学ぶ場です。米国で成功している理論を学習した上で、演習では実際に自社にあてはめて企業戦略を考えていきます。 特に人材計画とリーダー開発システムを作るレッスンは、会社の規模にあわせたポイントが押さえてあったり、計画をするだけではなく実際の実行段階で障壁になるものを想定していることもとても勉強になりました。 演習を通して改めて自社に必要なものの根本を認識することが出来て、その後のシステム改変に非常に役に立ちました。
また、同期の各社のベストプラクティスを共有して頂けたことは非常に大きな財産でした。「そんなやり方があるのか」という驚きが沢山あり、今でもメモを見返すことがあります。 同業者の工夫を惜しみなく披露して頂ける機会はそう無いと思います。

変化に対応し革新を続けるために重要なこと

BDM603はCPM®のHRS402(人事管理とリーダーシップ)を経営者サイドにより踏み込んだ内容となっており、「企業の成長のために最も必要なことは、優秀な人材を雇い、保持し、リーダーシップを開発すること」だと言い切っています。 日本にあまりない考え方だと思うのは「リーダーシップを開発すること」で、リーダーは変化をリードし企業は常に革新していかなければならないというメッセージが込められています。
IT化に大きな遅れを取っている日本の不動産業界ですが、昨今のコロナ禍で強制的に変化せざるを得ない環境となり、これは今後も続いていくと予想されます。 しかし、多くの方が経験されたと思いますが、強制的な変化の中にもさまざまな障壁があり、特に日常業務に大きな変革をもたらすこと=従業員の意識を変革することは非常に難しく、変化をリードする人材の重要性も改めて認識することとなりました。
BDM603はそんなポストコロナ時代の企業成長のヒントも学ぶことが出来る、とても有効な科目だと思います。

従業員としてエンゲージメントが上がった

私は現在、会社の人事管理に携わっているリーダー層です。私が受講したクラスは経営者層が半分、企業のリーダー層が半分といった感じでした。 授業では、経営者層の苦悩とリーダー層の困惑をお互いに共有出来たのも面白かったです。 また、もともとある自社の価値観やビジョンを演習で見つめ直すことで、経営者が考える企業の目的の根本・本質が何なのかを知るきっかけになり、より会社に愛着が沸いて従業員エンゲージメントが上がりました。 そういう意味でも、経営者層だけでなく、リーダー層そしてリーダー候補にもお勧め出来る授業です。

藤田 雄さん ハッピーハウス株式会社
ソリューション営業部
コンサルティング課

受講したきっかけ

IREMが優秀と認める不動産管理会社に与える称号であるAMO®は、日本においても数社認定されています。
私は2016年にCPM®を受講して、不動産管理や不動産経営について新たな視点を持つことができました。 CPM®として個人のスキルが高められた一方、組織としての戦略体系やリーダー開発に興味がわき、AMO®認定に必要とされるBDM603を受講しました。

受講をとおして

3日間で講義内容のすべてを吸収できるのか不安がありましたが、講師の方々の経験を踏まえてのわかりやすい講義で学びたかった内容の全てを学べました。
受講している同期の方々と共有した各社の「ベストプラクティス」においては、各社の取り組みに対して驚きの部分が多く、会社に戻ってすぐにでも取り組みたい内容ばかりでした。
企業秘密的な内容であっても惜しげなく共有していただき、各社の良い取り組みを学ぶことができたのは非常にありがたかったことと、自社であたりまえのようにしていた取り組みが実際には他社ではあまり取り組んでおらず、自社の強みであると認識できたこともBDM603を受講した大きな財産となりました。

私は経営者ではない立場での受講でしたが、同期は経営者やリーダー層の方が多かったです。私自身も今後、会社のリーダーを目指すにあたり、「リーダーシップ能力モデル」は講義内容の中でも特に印象に残っています。 リーダーシップ能力は16の能力によって構成されています。講義においては16の能力についての細かい説明があり、日頃の業務に活かせることが非常に多いので、経営者だけではなく、すでにリーダー層である方や将来的にはリーダー層を目指したい方も受講していただければと思います。
3日間という短い時間ではありましたが、BDM603で学んだことは今後も必要となる非常に濃い充実した内容でした。

矢島 健太郎さん 株式会社 矢島不動産 代表取締役

体系化された不動産管理会社の経営戦略

経営者は、自社の戦略的方向性をもち、ビジョンによるリーダーシップが必須です。しかし、実際にそれを意識し、実行している人がどれだけいるのでしょうか。私はBDM603を受講してその意味と重要性を理解しました。

BDM603は、不動産管理会社に特化した戦略策定と人事およびリーダーシップの授業です。IREMには85年以上の歴史があります。 その歴史の中で培われた知恵・ノウハウの結晶がこのテキストであり、体系的かつ本質的な項目だけにギュッと絞った内容となっています。 ①戦略策定、②人事戦略、③リーダーシップ、④ブランディング・ストーリーによる差別化戦略、⑤顧客中心的な戦略、という5つの内容が、不動産管理会社に特化・整理されているので納得感が非常にあります。 会社の規模によらずどの会社にとっても気づきの多いセミナーではないでしょうか。

講師と参加メンバーによる事例共有

さらにこの授業を面白くしているのは、実際に各社が取り組んでいる内容をグットプラクティスとして講師や参加者全員で共有することです。これは各社で行っているユニークな取組を共有しようというものです。 その数はなんと300以上あります。これだけでも授業の価値はあるのではないかと思うようなボリュームです。すべてが実際の取り組み事例なので、いいと感じたものはすぐに自社で取り組めます。 例えば、アートアベニューさんから出されていた『空室対策100選』はとても参考になり会社に戻りスタートさせました。

また私個人的にとても魅力的だったのは、講師のお二人です。CPMメンバーならわかると思いますが、末永さん、藤澤さんという日本人講師から二日間に渡り、自社の経営戦略を相談できる機会というのは本当に価値が高いです! 経営者として経験豊かなお二人からこんな時間をかけてざっくばらんにアドバイスを頂ける機会を私は他に知りません。

複数年受講が効果的

ちなみに今年で3回受講しているマニアです。私は毎年受講を続けているのですが、複数年の受講で更に面白い効果があることを実感しました。 受講の度に、自分のリーダーシップの課題が変化していることに気づくことができるのです。前年の課題と今年の課題が違っていたり、成長している部分と課題として認識していながらも手を付けていないところがはっきりと分かります。 BDMで扱うテーマは不動産管理会社として普遍的な内容で、毎回多くの気づきがあります。是非一回で終わらせずに聴講システムを活用して複数年の受講を私はオススメします!

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